効くパッドが欲しい。

MOSキャリパーの口径のせいかマスター径が小さいせいかはたまたローター径か、4XVはよく効くブレーキとは言い難い。
いゃ、確かに効くんだけどもう一段階上が欲しい。
街乗りや峠を流す時のフロントブレーキはほとんど中指一本掛けだし。

そんな時に手に入ったパッドがZCOO セラミックシンタードTYPE-C。
もろレースパッドだけど街乗りの温度域も問題ないらしい。
うーん、技術は進んでるね。
中古パッドだけどお試しも兼ねて問題なし。
と言うかWEBの評判だけで¥10290×2も出せるほど余裕ないですw
ペロッと交換しちゃいますか。

カーボン系らしい色。
ちなみにシンタードとは焼結成形の事で、摩材の製造方法です。
金属焼結なので必然的にメタルパッドですね。

これにセラミック(非金属の焼き物)を配合したシンタードとも違うセラミックシンタード。

残量。
十分でしょう。


バイク少年だった私が初めて車のブレーキパッドを交換した時・・・。
あの厚みはショックでしたw
交換済みのパッドを見てバイクの新品以上にあるじゃないかと思いましたよwww

交換は至って簡単。
パッドピンを抜くとパッドが抜けます。
あとは元通り組むだけですね。
少し前に揉み出しもしたので抜く際に少しコジればピストンが引っ込みます。

ストリートなのでちゃんと面取りも。
今回は純正との比較もあるのでプレートも組み込み。
キャリパーのパッドサポート(パッドスプリング)も組み込み。

さて、比較・・・と走り出して焦った。
今回ついでにリアパッドの交換もしたので止まらない〜と( ; ゚Д゚)
走り出して数キロ、セラミック(カーボン?)の皮膜がローターにできた頃、何じゃこりゃぁぁ〜  と。
まぁ純正と比較にならない効き。
峠に入っても一本掛けでいいんじゃないかと思うぐらい効く。

初期タッチでグクウウゥゥっと効いて、そこから先のコントロールはタイトな峠では必要ない。
速度が乗らなければ効き過ぎてしまうから。
楽しくて走り回ってガス欠扱いてしまった事はここだけの内緒・・・。


ニンマリしながら帰ってきてふと思った。
『ガス欠で押した時、やけに重かったな。』と。
点検の為に車体上げてフロントホイルをグイっと回してみたら半回転ぐらいしかしない。
おぃおぃ、めちゃくちゃ引き摺ってるじゃん・・・。

再度ピストン回して揉み出ししたけど変わらない。

試しに純正パッドに戻してみたら確かに引き摺ってる。
摩擦係数が低かったせいでそこまで気にならなかったんだね。


ん〜・・・。
どっちのパッドでも離れが悪いとなるとマスターの戻し側の弁が劣化してるか、キャリパーのシールか劣化してるか・・・。
ブレーキなんて簡単な構造だから逆にそれぐらいしか思い当たる節がない。
キャリパーのシール、高いんだよなぁ・・・。



まぁマスターはラジアル買ってあるから先ずはマスター交換だね・・・。
やれやれ。


ところでZCOOに替えたらやたらとタッチがスポンジーなんだけど何でだろう。
そういう摩材??